映画「累 -かさね-」を観てきた感想。後味の悪さが癖になる作品。演技力に圧倒!

映画「累 -かさね-」を観てきました。
決してハッピーエンドとは言えない後味の悪さがありました。

特に驚いたのは
主演の芳根京子さんと土屋太鳳さんの
演技力!

ふたりの難しい役どころを演じることができなければ
この映画は成り立たなかったと言っても過言ではありません。

本編を観て鳥肌が止まりませんでした。((((;゚Д゚)))))))

では、映画「累 -かさね-」の映画の感想や、
疑問に思ったことをについて書こうと思います。

(ネタバレ注意)です。

 

映画「累-かさね-」の感想

 

映画「累-かさね-」は、
主人公「ニナ」と「累」の嫉妬と欲望を描いた作品です。

「君の名は。」とは違う入れ替わり方だった

口紅を塗って二人がキスをして入れ替わる謎の現象が
起こりますが、「累 -かさね-」では、入れ替わり方が特殊に感じました

入れ替わり映画の代表作「君の名は。」を例にとって説明すると
瀧と三葉は、お互いの魂が入れ替わります。
なので、お互い肉体はそのままというわけです。

 

(下手な絵ですみませんw)

 

しかし、「累 -かさね-」では、

ニナと累がキスをすると、

”顔だけ”入れ替わります。

つまり、顔のみが入れ替わり
魂と顔以外の肉体は入れ替わりません。

 

頭が混乱してきました( ´Д`)y

本編で、ニナの顔を持った累が柔軟ストレッチをしているシーン、
ニナが私にだけほくろがあると言っているシーンから考えると
顔だけ入れ替わっていると言えますね。

しかし累の過去の出来事に疑問が残ります・・・。

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累の過去の出来事に疑問

累は、過去にいじめを受けていました。
いじめの主犯である少女は、
学級劇でヒロイン役を演じていました。

累は、その時初めて口紅を使い
その少女と入れ替わりました。

その後、累と少女は屋上で
揉め合いとなり少女は転落死してしまいます。

顔が入れ替わっているときに
累は、カッターナイフで顔に大きな怪我を負いました。

僕が疑問なのが

累は、少女の顔で顔の傷を負いますが
少女が転落後、顔は元に戻ったのに
傷は残ったままということです。

なぜ、少女の顔に傷を負ったのに
累の顔に傷が残っているのか分かりません・・・。

横山裕は、特別出演だった。

 

関ジャニ∞の横山裕さんは、
なんと特別出演でした。

[bq uri=”https://cinema.ne.jp/recommend/eiga20150122/”]特別出演とは一般的に、主役を演じるクラスの大物俳優・女優が、主演以外の役、あるいは端役で出る場合に使用する名称です。

[/bq]

つまり、重要な人物では無いということです。

映画の予告や前半では、この人絶対キーパーソンじゃん!って

思っていたのですが、後半はすっかり出てこなかったです。

累の心に惹かれたのが烏合零太(演者:横山裕)でしたが。

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ふたりの演技力には圧倒!

ニナ役の土屋太鳳さんと累役の芳根京子さん。
ふたりの演技力があったからこそ
実写化できた映画です。

特に、ニナの顔をした累の性格の変化を演じた
土屋太鳳さんの演技に鳥肌がたちました。

累が、ニナの顔を”借りていた”という気持ちが強かったのに
自分の顔にしたいという欲望が徐々に出てきて
最後は、累が反射的に「顔を返して」と言っています。

劣等感と欲望に溢れ狂気に満ちた累、

圧倒的な美貌を持ち優越感に浸り
顔だけではなく人生も奪われていくニナ。

怖かった(*’▽’*)

後味は悪いが面白かった

この「累 -かさね-」は、非常に後味が悪いです。
ドロドロしたまま終わり、この後どうなるんだろう・・・。
鳥肌立つ〜という感じです。

しかし、この映画の良さは「後味の悪さ」にあると思います。

話が完結するわけでもハッピーな終わり方でもありません。
しかし、偽物が本物を越えたというところで終わりました。

偽物が本物になったとも感じました。

人間の恐ろしさにゾッとする作品で、

とても衝撃的でしたが、十分に満足する内容でした!

不安になるようなラストに
主題歌の「Black Bird」 が心に響きます!

主題歌は、Aimer「Black Bird」

「累 -かさね-」の主題歌は、Aimerさんの「Black Bird」です。

僕は、Aimerさんのファンで、ライブにも行ったことがあります。
実は、Aimerさんの「Black Bird」が映画を観に行こうと思った
最もな動機です・・・笑

Aimerさんは、「Black Bird」の歌詞について
コメントをしています。

[bq uri=”https://www.oricon.co.jp/article/548554/”]『累-かさね-』は、劣等感や、生きていても心に潜めてしまう気持ちを浮き彫りにした作品だと思ったので、それをこの曲の歌詞でえぐろうと思って書きました。また、小さな頃の夢を叶えて、それでも直面してしまう迷いや不安があって、それでも進んでいきたいという気持ちを込めて書きました。[/bq]

いい曲ですよね!


 

おわりに

「累 -かさね-」は、劣等感や欲望に飲まれた
人間の醜さをリアルに描いた作品でした。

原作もあるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

アイキャッチ画像出典:『累』公式サイト

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