■目次
■アニサキス症とは
アニサキス(学名:Anisakis)は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称で、海産動物に寄生する寄生虫である。ヒトにアニサキス症を発症させる原因寄生虫だが、ヒトへ感染するときには主にサケ、サバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類から感染する。
アニサキスは、通常アニサキス属の種を指す。アニサキス属以外に近縁のシュードテラノバ属なども、アニサキス症と同様の症状(シュードテラノバ症)を起こすが、これもまとめてアニサキス症と呼ぶ場合もある。アニサキス症を引き起こす種は主に Anisakis physeteris、Anisakis simplex 及び Pseudoterranova decipiens の3種である。シュードテラノバ属は海洋性鰭脚類に寄生する Pseudoterranova decipiens の幼虫である。引用元:Wikipedia
つまり、一部の魚に含まれている寄生虫と考えてよいでしょう。
そして、これが人間の体内に入ることによって
食中毒などが起こります。
寄生部位によって症名が変わり
胃アニサキス症、腸アニサキス症、腸管外アニサキス症に分けられます。
消化管壁を貫通できないが貫通した場合は、
穿孔性腹膜炎や寄生虫性肉芽腫を発症することもあります。
虫の大きさは1cmから3cmぐらいだそうです。
■症状
主に激しい腹痛が起こります。また吐き気、嘔吐などがあります
。
生きたまま体に入るので虫が胃の壁などに噛みつくことから激痛に
見舞われます。
激痛のため緊急開腹せざるを得ないこともあるぐらいです。
■治療法
主に感染後1週間前後で虫が排出されることが多いです。
これは、アニサキスという虫が体内で生きられないため
時間が経てば治ります。
また、手術でも治療できます。
内視鏡で虫を確認後、開腹手術を行います。
また、摘出が困難な場合はアミドトリゾ酸を散布して
粘膜から解離して摘出する場合が多いです。
また、治療薬は現時点ではないといわれています。
■対策
アニサキス症を引き起こす原因は
生きたアニサキスを食べないことがベストです。
また、60℃、1分以上の熱処理や長時間の冷凍によって
感染のリスクを減少できます。
また、厚生労働省で規定されており、
日本では -20℃以下で24時間以上と定められています。
また、よく噛んだりしても意味ないそうです。
意見は様々ですが、アニサキスの虫は通常の咀嚼では
噛み切れないそうです。
他にも薬味などは濃度にもありますが、あまり意味はないです。
酢などでも人が食べられる濃度では意味ないです。
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