Xserverで動かしているブログが遅すぎた。が、、、遅い時にまず確認するべきこと。ページ表示が遅い人必読。

ブログや各種サービスを運営しており、手軽さの面からXserverに移行しました。
しかし、移行してから動作が遅すぎる問題が発生していました。

サイトの重さから、アクティブユーザやページビューの低下が顕著に数字に現れていました。

なんとかしようと、必死に「Xserver 動作改善」「Common　動作改善」「WordPress 重い」などとヒットする記事をひたすらに読んでいました。

共通して「WordPressのキャッシュが」「XserverのXPageSpeed」や「Xアクセラレータ」「サーバキャッシュ設定」「ブラウザキャッシュ設定を参照してください、系の記事が多く、それらを試しても一向に改善しなかったです。
多少は軽くなってもキャッシュのおかげであり、コールドスタンバイをしてるんかいってぐらいサイトへのアクセスが遅くタイムアウトになっていました。

前述した内容も必要ですが、そもそも別の原因で遅くなっていました。
以下を行ったら、動作が改善したので記します。

PHPのCLIバージョンをあげたらサイト速度が改善した。

XserverのパネルからPHPのバージョンが選択できます。
ここで各ドメインのPHPバージョンを最新にしていました。
現在は8系が最新。

しかし、CLIの方はPHPのバージョンが5系でした。

SSHでサーバに接続をしてphp -v とすると5系が表示されていました。
正直、これが直接影響があるようにも感じていませんでしたが、
何かしらWordPressないしテーマ、プラグインと不整合が発生していたのかもしれません。
wp-cliツールやキャッシュ、sqlあたりですか..。

直し方（CLIのPHPバージョン変更）は、以下の手順です。

①使用できるバージョンの確認

find /opt/php-*/bin -type f -name "php"

上記コマンドでずらりと使用可能なPHPバージョンが表示されます。

②シンボリックリンクの作成

まずホームディレクトリを開きます。
Xserverのサーバパネルのサーバ情報にある「ホームディレクトリ」です。

cd /home/xxxx

続いて、シンボリックリンクを作成します。

mkdir $HOME/bin

ln -s /opt/php-8.2.22/bin/php $HOME/bin/php

※バージョンは、ご自身でご判断ください。（例ではPHP 8.2.22)

③パスを通す

bash_profileを開きます。

vi ./bash_profile

・変更前（他の行は省略）

PATH=$PATH:$HOME/bin

・変更後（他の行は省略）

#PATH=$PATH:$HOME/bin
PATH=$HOME/bin:$PATH

④設定を反映し、phpバージョンを確認

source ~/.bash_profile

上記コマンドで設定を即時反映させます。

phpバージョンを確認して変更されていれば成功です。

php -v

これだけでかなり動作確認できました。

余談

本記事も余談も根拠がないのですが、
私の環境では、
WordPressのキャッシュ設定（私はCocconテーマでキャッシュ設定）と
サーバのキャッシュ設定は併用しない方が動作改善できました。

サーバのキャッシュ設定は具体的に
Xserverのサーバパネルのサーバキャッシュ設定です。
（本設定を行うと、Xアクセラレータもオフになります。）

私はこの機能をオフにしました。

ただ、本設定はドメイン単位なので
サブドメインで、WordPress以外のサイトを運用しているのであれば
WordPress側のキャッシュ設定を行った方が都合がよさそうですね。

余談の余談

そもそも、ここまでCLIのPHPバージョンが古いのなぜ？という感じで調べてみましたが、
古いサーバみたいです。
2024年あたりにサーバをリプレイスしたみたいで、新サーバに移行が可能みたいです。
自動ではなくて申請ベースでした。

「新サーバー簡単移行」機能とは、旧サーバー環境（サーバー番号がsv1～sv16000.xserver.jp)をご利用のお客様が、「データコピー」「確認」「移行」の3ステップのみでより新しいサーバー環境へ簡単に移行することができる機能です。

同機能を利用することにより、通常煩雑なサーバー移転作業などがクリックのみで簡単に行え、最新システム基盤のサーバー環境を利用することができます。

グローバルIPが変更されるので、特定のユーザには影響しますもんね。
申請ベースは納得です。

実際の移行感を記した記事は以下になります。

Xserverの新サーバ簡単移行を行った。移行の流れや影響、かかった時間など。

以下の様々な理由から、本サーバが「旧サーバ」と判明して乗せてるアプリケーションの都合上、サーバ移行が必要となり、本対応を行いました。公式にも手順があり、具体的な方法や旧サーバの確認方法、簡単移行が可能な環境か確認ができます。新サーバ簡単移行...

it.hasethblog.com

おわりに

今回は、サイトの動作が重い時に確認するべきことを記しました。
さらなる改善案があればご教授いただければ幸いです。

（wpXのときは、ノンストレスな環境だったため、もっと改善の余地はあると思います。。
WordPressからの移行も検討中ですが。。）