2022年5月13日、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VII」について
価格変更の発表がありました。
同日、2022年12月期 第1四半期決算説明会にて
三木谷浩史・楽天グループ会長兼社長が「Rakuten UN-LIMIT VII」の価格変更についての質問が殺到し、「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」と本音でコメントしました。
そもそものプランは?
今回の価格変更前の料金は下記の通りです。
0~1GB | 0円/月 |
1~3GB | 1078円/月 |
3~20GB | 2178円/月 |
20GB~ | 3278円/月 |
今回の価格変更で、
0~1GBの枠がなくなり、0~3GBが1078円/月になったわけです。
0~1GBは無料というインパクトが大きく、
このプランの特長でも話題となりましたが、今回の変更には
それ以上に話題を呼んでいます。
この0~1GB狙いで契約していたユーザからは
批判の声が続々と上がっています。
楽モバ、やりよった
このニュースを目にしたとき、
楽モバ、やりよったなという残念な気持ちになりました。
そもそも、楽天モバイルは、
格安SIM(パートナー回線)を使用しており、低価格のプランを提供していました。
そして、パートナー回線をやめ、自社(楽天)回線への移行すると発表をしました。
もともと、格安SIMとして名を馳せていました。良い意味で。
しかし、楽天回線が人口カバー率が増えるとともに繋がりにくさへの不満の声が
続々と上がっていきました。
一年間無料ということもあり、多くのユーザが食らいつきましたが
あまりの繋がりにくさから解約するユーザも多かったはず。
私もそのうちの一人。
https://hasethblog.com/life/6709/
ただ、今回影響受けるのは、デュアル回線ユーザだけでは?
ただ、今回0~1GBで影響受けるのはデュアル回線ユーザ。
つまり、楽天モバイルを副回線、または通話回線として利用。
このような使い方をすれば、データ通信を~1GBに抑え、
通話もアプリを使ったりすれば、無料もしくは通話料のみが発生します。
このような使い方をするユーザは、楽天からすれば煙たい存在でしかありません。
そういったユーザを足切りする意味での変更とも捉えられますね。
月の使用量にムラのある優良ユーザもいるはず
もちろん月によって、データ通信使用量が違う方もいます。
そういった方も今回の変更で対象になってしまいました。
路頭に迷っている方もいると思います。
月額料金制のキャリアが多いので。
楽天モバイルも月額料金制なので、こういったユーザには不向きです。
こういうユーザは、プリペイド制のPovo2.0がよいでしょう。
必要になれば「ギガ」を購入。
Povoも受付がパンクとニュースになっていましたね。
こういった層も流れ込んだのでしょう。
Povoと比較して
Povoは、格安SIMでも楽天回線でもなく、
au回線を使用しています。
やはり安定した通信ができます。
山に行っても地方に行っても繋がります。
さすが大手3者の一社。
ただ、安定した通信を除くと
楽天モバイルの素晴らしさも見えてきます。
例えば、留守番通話機能が無料で使えたり、
通話のアプリにより通話料を抑えられたり、
通信制限かけても1Mbpsで接続できたり、
と。
おわりに
ぶっちゃけ、画像や動画データ通信が主流になった現代で
1GB以内で抑えるのは厳しいです。
メイン回線として利用している
ほとんどのユーザに今回の影響はないでしょう。
ですが、去年の同時期にSMSや通話の体制を変更しています。
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そして今年、無料プランを廃止。
はじめに謳っていた楽天モバイルとは大きく変わりつつあります。
それは、よい方向にではなくユーザが離れていくような取り組みです。
ふるいにかけているつもりかもしれませんが、やり方が荒いようにも感じます。
明らかに不信感も募る方法です。
今後の楽天モバイルの動向が気になります。
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