こんにちは、はせです。
今話題の『ヒアリ』について書いていきます。
以前にも僕の記事で
ついに『殺人アリ』日本上陸…花見も安心してみれない時代が.
改めて、まとめていきたいと思います。
7月10日に
愛知県・春日井市でも『ヒアリ』が発見されました。
港湾以外での場所での初めての確認でした。
ヒアリが見つかったのは
春日井市にあるパナソニック子会社
「パナソニックエコシステムズ」の敷地内です。
7月6日にコンテナ内の荷物に
アリを発見して、通報。その後10日にヒアリと確認されました。
発見された荷物は
中国から先月の6月30日に名古屋港に到着後
トラックで春日井市に運ばれたそうです。
また、同日、新潟県長岡市でもヒアリの疑いがあるアリが発見され
殺虫剤で駆除されましたが、今は、環境省に鑑定を依頼しており
結果は数日中に出るそうです。
今年5月に初めて発見されてから2か月が経ちましたが
ちょくちょく日本の各地で発見されるようになりました。
実は以前からヒアリは日本にいるのでは?、
なぜ去年とかは全く話題にならず今年だけ?
などといろいろ疑問に思う点はありますが、
そんな疑問にもお答えしていこうと思います。
日本の温暖化により『ヒアリ』が住める環境に!?
もともとは
南米大陸原産のアリでした。
しかし、現在ではアメリカ合衆国、中華人民共和国
オーストラリアなどに移入分布し始め、
大変な被害を出しています。
ヒアリは、
亜熱帯~暖温帯に生息して、草地などの環境を好むそうです。
なので日本も温暖化が進み、侵入しやすい環境になってしまった
というのもあるでしょうが、
僕の推測ですが、
おそらく、地球規模で資本や、情報のやり取りが行われるようになって来たからだと思います。いわゆる『グローバル化』ということです。
ヒアリの天敵は『日本のアリ』!?
ネットサーフィンをしていると、
・ヒアリの天敵は、日本のアリだ!。
・日本のアリが勝手に退治してくれる。
などとよく見かけます。
日本のアリは、縄張り意識が高く、
縄張りに侵入した場合、日本のアリが撃退するそうです。
また、サムライアリは『奴隷狩り』をするそうです。
奴隷狩りとは?
数日後にはクロヤマアリの働きアリは侵入したサムライアリの女王(雌)アリに仕えるようになり,以後,巣ではサムライアリのみが産みおとされるようになる。サムライアリの働きアリは食物を集めたり幼虫を育てるといった労働能力を欠いているので,奴隷狩りを行っては労働力を補充する。夏の日中にサムライアリの働きアリ数百匹が隊列をつくって繰り出し,クロヤマアリの巣に侵入して幼虫や繭を略奪してもち帰る。…
コトバンク
頼もしいですね!!
一方でアリの研究者は『在来種では勝負にならない』!?
かつて、アメリカにヒアリが侵入したときも
アメリカの在来種は撃退できずに、
なんとヒアリに追いやられてしまったそうです。
すごいですね。
ヒアリは繁殖力と攻撃性で侵略してしまうので
「世界の侵略的外来種ワースト100」の選定種であり、
特定外来生物としても指定されています。
じゃあどうすれば?
日本のアリは多少は活躍すると思います。
なので、むやみに殺虫剤などをまかないことがいいと思います。
ヒアリが侵略しやすい環境になってしまいます。
しかし、ヒアリを見つけてそのまま放置というのも
よくなく、逆に殺してしまうというのも
在来種だったら・・というのも考えてしまいます。
となるとやはり、
ヒアリの形態を知ってもらい、
正しい判断が取れるようにするのがもっともだと思います。
また、きちんと通報することが今の日本で大切なことだと思います。
ヒアリの形態
ヒアリには、大きく分けると3つの形態が存在します。
・女王アリ
・雄アリ
・働きアリ
体色は赤茶色で働きアリには多型でさまざまな大きさが存在するそうです。
ブラジルで採集された従基準標本
女王アリの全身像
雄アリの全身像
働きアリの全身像
画像引用元:wikipedia
ヒアリが少ないうちなら
日本のアリが撃退してくれると思いますが、
もしヒアリが繁殖してしまうと、
確実に日本に定着すると思います。
ヒアリの繁殖力
アリは、コロニーと呼ばれる集団を作ります
基本的に日本の在来種の場合
ひとつのコロニーで育てられる女王アリは
1匹ほどです。
しかし、ヒアリの場合は
ひとつのコロニーに10匹~最大で100匹にいたることもあるそうです。
また、その女王アリですが、一日で2000個近くの卵を産むそうです。
・・・すごい繁殖力だ・・・。
また、ヒアリの女王アリと雄アリは羽があり
飛ぶことができます。
風に乗ると10km近く飛ぶこともできるそうです。
ヒアリの毒が怖いのではなくアナフィラキシーが怖い!
要は、毒が人間を死に至らせるのではなく、
全身性にアレルギー症状が出る反応です。
これは蜂などと同じですね。
これは食べ物のアレルギーなどと同じです。
一度食べて体が間違った反応を示して、
次から食べるとこれは体にふさわしくないと反応して
起こってしまう感じです。
蜂も恐ろしいのですが、
種類が多く毒性の強い蜂は比較的都会には生息していないと思います
というか生息していても巣が森や山などがほとんどです。
蜂は秋に攻撃的になるといわれています。
巣に近づかず、攻撃を加えなければ蜂に攻撃されることは少ないでしょう。
しかし、このヒアリは、攻撃性が強く
自ら攻撃してくるそうです。
また、普段子供たちが遊ぶ公園などに
コロニーがあって、そのコロニーに手を突っ込んでしまったら・・・
恐ろしいですね。
ヒアリのコロニーはこのような感じだそうです。
触っちゃいそうですね。。
天敵は日本の在来種のほかに、クモや、女王アリを捕らえるトンボ
ツバメなどさまざまな生物がこのアリを食べるそうです。
治療法は!?
症状として、軽度のものは痛み・かゆみ、中度になると蕁麻疹、重度になると数分から数十分で息苦しさ・声の枯れ・めまい・激しい動悸などが起こり、進行すると意識を失うこともある。重度の症状の場合は、即時型のアレルギー反応のアナフィラキシーである可能性が高く、放置すると死の危険性がある。
刺された場合、20~30分程度、安静にし、体調の変化がないか注意する[32]。重度の症状が見られるときは、すぐにいちばん近くの病院に行き「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの可能性」を伝える。
アナフィラキシーの危険のある者は、前もって医師と相談のうえでアドレナリン自己注射薬エピペンを用意しておくことができる。中度までの症状では抗ヒスタミン剤の内服薬も用意しておくことができる[33]。
引用元:wikipedia
被害は人間以外にも、
電気装備などさまざまなところに進入して、漏電による火災や故障、破壊、
家畜や野生動物にも襲いかかったり、作物も食い荒らしたりと
被害はとても大きそうですね。
まとめ
これからもおさまることがなく、
日本で繁殖してしまうのか
それとも食い止めれることができるのか
はわかりませんが、
やはりグローバル化が進んだ現代では、
いくらコンテナなどからアリの除去作業が行われようとも
どうしても日本への侵入をたつことはできなさそうですよね。
やはり、どう、日本に入らないようにするかよりも
入ってきたときどうするかを考えるのが必要ですね。
最後までありがとうございました!
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