犯罪者って肖像権あるの?パブリシティ権とプライバシー権とは?

こんばんは。
よく事件などが起きると加害者側の顔などが
テレビなどに映っていますよね。
これって肖像権の侵害になるの?
犯罪者は肖像権の権利を失うの?
などと疑問に感じたのでまとめました。

肖像権とは?


肖像権は他人から無断で写真や映像を撮られたり無断で公表されたり利用されたりしないように主張できる考えであり、人格権の一部としての権利の側面と、肖像を提供することで対価を得る財産権の側面をもつ。また、肖像を商業的に使用する権利をとくにパブリシティ権と呼ぶ。一般人か有名人かを問わず、人は誰でも断り無く他人から写真を撮られたり、過去の写真を勝手に他人の目に晒されるなどという精神的苦痛を受けることなく平穏な日々を送ることができるという考え方は、プライバシー権と同様に保護されるべき人格的利益と考えられている。
著名人や有名人は肖像そのものに商業的価値があり財産的価値を持っている[1]。
肖像権が注目されるようになったのは、新聞や雑誌、映画などの普及によって個人の私的生活が世間に知られる可能性が強まった19世紀後期以後の事である。1890年に発表されたアメリカのサミュエル・ウオーレンとルイス・ブランデルズの共著による論文「プライバシーの権利」が肖像権に触れた最初の文章とされている[要出典]。
引用元:Wikipedia

肖像権を規定とした法律は未だ存在しませんが、知的財産権として扱われます。
肖像権には、人格権に基づいた肖像権と財産権に基づいた肖像権があります。
大きくまとめると
人格権に基づいた肖像権がプライバシー権で
財産権に基づいた肖像権がパブリシティ権です。
パブリシティ権とは?


著名性を有する肖像が生む財産的価値を保護する権利。著名性を有するということから、おのずとタレントなどの有名人に認められることになる。有名人の場合はその性質上個人のプライバシーが制限される反面、一般人には認められない経済的価値があると考えられている。例えば、有名人を起用したテレビコマーシャルや広告・ポスター・看板などを使って宣伝を行うとより多くの人が関心・興味を持つようになるなど効果が期待され、結果的に有名人には集客力・顧客吸引力があると言える。この経済的価値を「パブリシティー権」(あるいはパブリシティー価値)と呼ぶこともある。アイドル歌手などの写真を勝手に販売したり、インターネットで配布するなどして問題になることが多い。
民法に定められている権利が憲法に定められている権利に負ける恐れがあるため、近年、芸能事務所が契約を結ぶ際には、契約書の中に「事前の承諾なしには画像の修正等は認めない」、「過度の修正は認めない」、「加工物の権利は芸能プロダクション側に譲渡するものとする」などを事細かに明記するのが通例となっている。
引用元:Wikipedia 

一般には無断撮影や無断公表は肖像権で守られていますが、
有名人の場合は財産的価値も加わりパブリシティ権になります。
犯罪者の肖像権は?



犯罪者にも肖像権はあります。
ニュースなどで犯人の映像が報じられても「報道の自由」という公益上の観点から
あまり行き過ぎたことをしない限りあまり問題にはならないそうです。
報道の自由は割とあいまいですが
犯罪者の公開は犯罪者のプライバシーよりも報道の重要性のほうが
優先されるとされているのでしょう。

まとめ



なかなか難しい権利ですよね。
公共の場での肖像権は
撮影者側に有利に働きます。
プライバシーを理由に撮影禁止を求めることが難しいからです。
例えば、野球などの観客の一人でもテレビに映すなといった場合
それを理由に撮影、放送できなくなってしまいます。
撮られたというより公表された写真によって侵害された内容が重要になると思います。
肖像権の侵害は申告罪なので本人が主張しなければ権利は守られません。
ちなみに、風呂や着替え、トイレなどの盗撮行為(卑猥盗撮)は
迷惑防止条例に規定されているのでしてはいけないですね。
最後までありがとうございました。

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