日本で「サマータイム」導入か?メリット・デメリットとは?周りの声は?

皆さん、こんにちは。はせです。

2020年の東京五輪・パラリンピックの酷暑対策に向けて
2019年、2020年限定で「サマータイム」を導入するか本格的に検討を開始してます。

今回は、「サマータイム」の内容や、メリット・デメリットを書いていきます!

サマータイムとは?

夏時間(なつじかん)またはサマータイム(英: summer time)、デイライト・セービング・タイム(米: daylight saving time (DST)、直訳: 日光節約時間。カナダ、オーストラリアでも用いる)とは1年のうち夏を中心とする時期に太陽が出ている時間帯を有効に利用する目的で、標準時を1時間進める制度またはその進められた時刻のこと。
引用元:Wikipedia

つまり、標準時間より、国で定められた時間分を一斉に進めるということです。

カナダやオーストラリアでも標準時間を1時間進め、
オーストラリアのロード・ハウ島は、標準時間より
30分進めるサマータイムを実施しています。

また、アメリカでは、「サマータイム」ではなく、「デイライトセービングタイム」と呼ばれ
毎年4月から半年後の10月まで標準時間より1時間進めています。

省エネ対策や、余暇の有効活用、経済的効果、暑さ対策として
サマータイムを導入する国が多くあります。

日本は、標準時間より2時間繰り上げるサマータイムで導入しようとしています。

日本で2年間限定のサマータイムの詳細!

日本では、6月から8月を軸に数ヶ月間だけ2時間を繰り上げる
サマータイムを導入しようとしているのです。

例えば、9時出勤、18時退社のサラリーマンがいるとします。
このサマータイムが導入されれば、7時出勤、16時退社になります。

始業時間を早める動きは、日本の企業でも多くみられ
フレックスタイム制や朝型勤務を導入しています。

国全体が2時間変わるなんて想像ができません。

この日本でのサマータイムには、
通勤・通学の酷暑対策、年間7千億円の経済効果あるといわれています

実は、メリットが多くあるように感じますが、
デメリットも実は多くあります。

日本での「サマータイム」のデメリットは?

  • 増エネになる恐れ
  • 健康被害
  • 業績悪化・事故発生により経済的損失が年間1000億円を超える

電気機器改良によりサマータイムにすることで得られる省エネ効果は、
ほとんど期待できず、むしろ一般家庭では増エネになる恐れがあります。

また、欧米に比べ日本では、国民の短睡眠化・夜型化が進行しています。
さらに、睡眠リズム障害の患者が10万から20万人おり、症状が悪化することや
短い睡眠時間により、うつ病発症のリスクを高めます

サマータイムを導入したロシアでは、
切り替えの時期に救急車の出動や心筋梗塞による死亡者が増加しました。
その上、省エネ効果が得られないことからサマータイムを廃止しました。

交通事故に関してもサマータイムの前後に事故が急増するとされています。
カナダ、米国・カリフォルニア州、ドイツにおいて時間変更の週は、交通事故が約8%、
英国では、10.8%増加した結果が報告されています。

(スウェーデンやフィンランドは交通事故件数の変化はなく、
米国のミネソタ州では交通事故が減少したと報告もあります。)

サマータイムを実施したことのある国は多くありますが、
実施したほとんどの国は廃止しています。

実は、過去に日本でもサマータイムが導入されたことがあります。

過去に日本でも「サマータイム」が導入されたの?

日本では、サマータイムを導入すべく、
1948年に「夏時刻法」を公布・施行されました。
(当時はサンマータイムと呼ばれていた)

夏時刻法とは?

夏時刻法は、日本において夏時間を実施するための法律であったが、ここでいう夏時間は、夏(正確には晩春から初秋)の間だけ、中央標準時に1時間を加えたタイムゾーンを採用する制度である。実施期間を正確に記すと、条文の通り、5月(ただし、1949年(昭和24年)のみ4月)第1土曜日24時(=日曜日1時)から9月第2土曜日25時(=日曜日0時)までであった。

引用元:Wikipedia

実は、サマータイム導入から4年で廃止しているのです。
廃止理由は、

  • 労働条件の悪化
  • 中央標準時への自己修正
  • 農家の生活リズムの混乱
  • 鉄道・バスの混雑の増加

とされています。

中央標準時への自己修正は、今後導入されても
してしまいそうですね。
サマータイムでは12時だけど今は、10時か。などと笑

当時の日本では、サマータイム反対派が賛成派を上回っていたそうです。
では、今の日本国民の声を見ていきます。

サマーソング導入にTwitterでの声は?

ITが普及した日本では、昭和に導入したサマータイムとは、
また違った問題が出てきていますね。

菅義偉官房長官は「サマータイム」に否定的見解を示している

菅義偉官房長官は8月6日午前に、サマータイムの報道に対して
「政府としてサマータイム導入を目指すとの方針を決定した事実はない」と述べています。

どうなるかは、まだはっきりしていませんね。

おわりに

個人的にサマータイム導入に対しては、あまり肯定的ではないです。

元号が変わった数ヶ月後、もしくは、元号が変わったと同時にサマータイムが導入されたら
IT技術者が不足している日本では、大変な負担になるのではないかと考えています。

皆さんは、どうでしょうか。
下のアンケートに答えてくださると嬉しいです。
それでは、ありがとうございました!

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