【SynologyNAS】Apacheが原因でDSMのアップデートができず、DBパスワードを忘れた場合。

今回は、SynologyNASの更新で失敗するときの対処法を記します。

アップデートの失敗

DSMの更新をしたときに、以下のエラーが発生して更新に失敗します。

エラー内容

・更新通知
以下に注意してやり直してください。
・Synologyパッケージ
以下のパッケージはこのDSMバージョンと互換性がありません。これらのパッケージの使用を続ける場合は、今すぐこの更新をキャンセルしてください。アップデートする場合は、最初に日互換性パッケージをパッケージセンターでアンインストールしてください。
1. Apache HTTP Server 2.2

Apacheサーバエラー

アップデートをすることで、DSMにApache HTTP Serverの特定のバージョンが互換性がなくなると書いてありますね。その前にパッケージをアンインストールをするのが必要とのことです。
パッケージを使用して現在も稼働している場合、必要に応じて対応が必要です。

Apache HTTP Server をアンインストール

アパッチサーバーアンインストール

パッケージセンターより、ApacheHTTPServerを選択し、アンインストールをしましょう。

依存パッケージをアンインストール

ここでアンインストールをクリックすると、これに依存関係を持っているパッケージが表示されます。

今回、WordPressが依存関係を持っているため、WordPressをアンインストールします。「はい」をクリックし実行します。

WordPressをアンインストール

データベースの管理者パスワードを入力してください。と入力を促されます。過去に遊んでそのまま放置されている場合、正直アカウント情報覚えていないですよね。

データベースのパスワードを忘れた

MariaDBのパスワードをリセット

依存パッケージから、MariaDBを使っていることが確認できました。パッケージのMariaDBを開くことで、パスワードの再設定が可能です。

MariaDB

パッケージセンターから、MariaDBを開きます。

MariaDB

MariaDBパスワード再設定

ここから、「パスワードを変更する」をクリックし、パスワードを再設定します。

設定完了後、再度アンインストールを行い、DBのパスワードを求められたら再設定したパスワードを入力しましょう。

これにより、アンインストールが完了しDSMをアップデートすることができます。

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おわりに

今回はDSMをアップデートできない場合の対処法を記しました。
あくまで、私が引っかかった原因がApachHTTPServerの非互換性でした。

アップデート後は、一部のパッケージで修復作業が発生しましたので、何かしら不安な方はバックアップを取得してからのアップデートがおすすめでしょう。

やはりSynology NASは便利です。

 

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