止水ボタン付きシャワーヘッドに交換する注意点とは【引越しのススメ】

賃貸物件に引っ越した際、
いつから使われているか不明なシャワーヘッド。
いかにも汚れていて使いたくありません。

また、新生活ということでシャワーヘッドを自分好みのものに取り替える方も
いると思います。

そんな方、注意です。

人気の高いシャワーヘッドで”あるある”なのですが、
止水ボタン付きのタイプのものです。
止水ボタン付きシャワーヘッドは下の画像のような製品です。

シャワーヘッドのボタン

止水ボタンを押すことで、お湯を止めることができます。
わざわざ蛇口をひねらなくても止水できるがありがたいですよね。

さて、この便利なシャワーヘッドの何が危険かというと、
「逆流するリスクがある」ということです。

逆流すると、配管の変形や破損、給湯器の故障につながる場合があります。

では、どのような水栓の場合リスクがあるか見ていきましょう。

混合水栓の方は注意

シャワー栓が混合水栓の方は注意しましょう。
パッと文字列でイメージがつかないと思います。
下の写真のような水栓です。

お湯と水を混合して吐水できるタイプの水栓を混合水栓と呼びます。

この水栓は、賃貸物件でよく使われるメジャーなタイプです。
では、なぜ危険が潜んでいるか見ていきます。

なぜ、逆流するのか

混合水栓では、お湯と水を同時に出して温度を調整することができます。

どちらも開栓してシャワーヘッドの止水ボタンを押してしまうと、
行き場を無くしたお湯や水がもう一方の配管に流れ込んでしまいます。(逆流)

これは、開栓具合にもよりますが、お湯と水どちらも同じぐらい開けていると
水側の方が圧力が強いため、お湯の配管に逆流します。

簡単に言えば、水圧が強い方が弱い方の配管に入り込みます。
そのため、お湯の方が水圧が強いと、耐熱性のない水側の配管(ビニールパイプ)に入り込みパイプの変形や破損が起こる恐れがあります。

どうしたら逆流しないのか

①逆流弁(逆止アダプタ)を取り付ける

逆流弁(逆止アダプタ) を購入しましょう。価格は3000円程度です。

止水ボタン付きシャワーヘッドは人気が高く、
また、混合水栓タイプの賃貸も多いため逆流弁を取り付ける方も大勢います。
ブログやyoutubeで紹介している方も大勢いるため、ぜひ参考にして取り替えましょう。

購入する口径さえ気をつければ、難しくはありません。

②片側のみの開栓にする

逆流するのは、両側を開栓した場合のみです。
そのため片側のみ開けて使用する場合は問題ありません。

古い賃貸物件でも給湯器が更新されることは少なくありません。
温度調節機能があるタイプは、自身で水とお湯を混合させて温度を調整する必要はありません。

気をつけて使えば問題ありません。

ただし、以下のような事象が出たら注意

・お湯を出したとき冷たい
・水を出したときお湯が出る
・異音
・水栓が壊れてる

混合水栓やシャワーヘッドから水漏れしている場合は故障しており
逆流する恐れがあります。

③シャワーヘッドの止水ボタンを使わない。

本末転倒ではありますが、止水ボタンを使わなければ問題ありません。

気に入った製品が止水ボタン付きであったとしても
機能自体を使わなければ取り付けても大丈夫ですね。

②、③については、あくまで自己責任となりますので、
入浴後は、元栓を閉める(シャワーヘッドで止水しない)ように
心がけた方が安心です。

私は、タカギ JSB012のシャワーヘッドを使っています。
水圧もやさしいので気持ちいいです。
また、非常に安価でコスパがよいです。

おわりに

今回は、止水付きシャワーヘッドの注意点を記しました。
知らなければ危険で、調べないと出てこない情報でした。

引っ越しで賃貸備品を交換したり、様々な家具家電を設置するかと思います。
購入する前に一度調べておくと安心ですね。

ありがとうございました。

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